取替が必要か自己診断
キュービクルの取替が必要かどうか、まずは簡単なチェックで確認してみてください。
以下の項目に当てはまる場合は、“取替の検討が必要”です。
初めての方でもわかりやすくサポートいたしますので、まずはチェックリストから始めてみてください。
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設置から15年以上経過している
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サビや変色が見られる
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最近メンテナンス記録がない
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中の機器が古く、メーカーに部品がない
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電気主任技術者から指摘されている
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停電することがある
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PCB含有の危機がある
キュービクルの取替目安とは?
高圧受電設備の法定耐用年数は17年と定められています。
メーカーでも、設置から15~20年を目安に更新を推奨しています。
電力会社も老朽化した設備の安全性確保のため更新を勧めています。
長く安全に使うためには、年数や状態を見ながら早めの取替を検討することが大切です。
取替を怠る“リスク“とは
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リスク 火災
絶縁劣化が進むと漏電が発生する可能性があります。最悪の場合、発火して建物や設備に被害を及ぼす恐れがあります。
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リスク 停電・業務停止
故障時には全設備が停止してしまいます。
その結果、営業や業務ができなくなるリスクがあります。
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リスク 修理できない
古い機器は部品供給が終了していることがあります。
故障時、復旧が不可能な場合もあります。
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リスク 保険適用外のトラブル
定期点検や交換を怠ると損害保険が下りないことがあります。
万が一のトラブル時に補償が受けられないリスクがあります。
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リスク 法令違反扱いになる可能性
安全管理者や電気主任技術者の義務に抵触する場合があります。
違反扱いになると行政指導や責任追及の対象となる恐れがあります。
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リスク 近隣への影響
キュービクル内での事故が周囲に波及する可能性があります。
近隣施設の停電や業務への影響も考えられます。
お客様の導入事例
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まさかのライン停止、損失は数百万円に
業種 製造工場(精密部品) 状況 設置後18年のキュービクルを使用中 トラブル 漏電ブレーカーが作動 → 設備停止 製造中、突然ラインがストップしました。
原因はキュービクル内の絶縁劣化による漏電で、復旧には4時間以上かかりました。
その間に停止した生産による損失は約360万円にのぼります。
実は3年前の点検時に「そろそろ更新を検討した方がよい」と言われていたのですが、後回しにしていたのが原因でした。